D論の提出を終えて時間的・精神的に余裕が出てきたので、#2019年やりたいことリストのひとつである「個人Webサイトのリニューアル」に取り組んだ。見た目の変化はほとんどないけれど、ディレクトリ構成を見直したり、ジェネレータをJekyllからHugoに変えたり、ホスティングサービスをGitHub PagesからNetlifyに変えたり、といった更新ができて楽しかった。
ブログからポートフォリオへ
今回のリニューアルで最も意識したところは、shoya.ioをポートフォリオとして最適化することだった。このWebサイトが始まった6年前と比べると、自分の活動の軸が開発から研究に移り、名前で検索して訪れる人が増えた。そこで、自分のことをほとんど知らない人に対して何を伝えたいか考えてディレクトリ構成やデザインを見直した。具体的には、以前は/aboutme/に書いていた情報をホームにもってきて、研究・個人開発プロジェクトの紹介ページ/projects/を作り、日本語と英語のページを簡単に切り替えられるようにした。
JekyllからHugoへ
サイトジェネレータについても使ったことのないものを試してみたいと思い、GatsbyJSやVuePressなども検討した結果Hugoに決めた。Hugoは様々な機能が初めから搭載されているのが良い。特に多言語対応は便利で、あらかじめ設定ファイルに記述しておけばtitle.mdがデフォルト言語 (英語) で、title.ja.mdが日本語のディレクトリやドメインに出力される。さらに、今開いているページの別言語が存在するか判定し、あれば取得することができる。他にもビルドオプションでminifyしたりShortcodesで簡単なテンプレートを自作したり、拡張を書かなくてもいろいろできる。
GitHub PagesからNetlifyへ
Jekyllとは異なり、HugoのサイトをGitHub Pagesへデプロイする場合はどこかでビルドしてpublicディレクトリを上げる形になる。代わりに、前々から気になっていたNetlifyを使ってみた。SCSS/SASSが使えるHugo (extended) はNetlifyではまだ完全にはサポートされていないみたいなので、バイナリをリポジトリに含めてビルドする方法を選択した。バイナリ配布で実行できるところがGoらしくて面白いと思った。