難しい作業Aと簡単な作業B, C, D, ... を抱えているとき、Aを優先しすぎてB, C, D, ... が遅れて後の工程に迷惑をかけてしまう、というのを数え切れないくらいやらかしており、なんとかしたいと思っている。ここでいう難しい作業とは長く深い集中を要するもののことで、簡単な作業とはメールを送る経費申請をするなど手を動かせば終わるもののこと。
「Aを優先しすぎて」には、他を忘れるほど没頭している状態と、進まなくて気付いたら息抜きをしている状態の2種類がある。深刻なのは後者で、B, C, D, ... を後回しにしたせいで結局その日は何一つできなかったということもあったりする。
この問題に対する解決策として、10分のタイマーをセットしてまずAに取り掛かり、タイマーが鳴った時点で進捗があれば作業を継続 (以後タイマーは不要)、進捗がなければB, C, D, ... を1-2個消化してタイマーのセットに戻る、という作戦を提案したい。ここ数日はこの作戦で仕事をしており、生産性の高まりを実感している。B, C, D, ... の順番については「待たせている人がいるか・どれだけ他者の作業を止めているか」で並べると上手くいきやすい気がする。
先にB, C, D, ... を全部片付けることもできるが、自分には合わなかった。良くも悪くも仕事した感が生まれ、Aにいつまでも着手できなかったのだ。どちらも中断してやりかけ感を残しておくほうが、作業開始に対する面倒な気持ちを減らすことができた (ツァイガルニク効果)。
あるいは作戦自体は何でもよく、自分の行動をルール化することこそが重要なのかもしれない。やるべきことがたくさんあって、あれをやって、次はこれで、と考えていると、それだけで頭が疲れてしまう (決断疲れ)。いつどんな条件の時にどのような行動を取るかの決断は積極的に委託すると良いと思う。