Windows上に開発環境を構築することが時々あるのでその作業メモ。
SharpKeysでWindowsキーをコントロールキーにリマップ
MacBook内臓のキーボードやApple Magic Keyboardのcommandキーを押すとWindowsキーが反応する。コピー・ペーストやアプリを閉じる操作をMacと同じキーで行いたいのでキーリマップソフトウェアを使って変更する。いろいろ試してみたところSharpKyesが良さそうな感じ。(キーリマップソフトウェアにはレジストリを書き換えるものとシステムに常駐するものがあって、SharpKeysは前者。)
gnupackでcygwin環境を構築する
gnupackとはインストール不要のcygwin環境。展開して.exeを起動するとそのディレクトリにあるhome/をホームディレクトリとしてLinuxディストリビューション同等の機能が使用できる。VimやEmacsも入っている。以下はおすすめの設定。
openコマンドでファイルを開く
cygstartというコマンドがMacターミナルのopenに相当するようなので.bashrcに追記。
alias open='cygstart'
sublコマンドでAtomを起動する
Atomのインストール先をPathに追加することで可能。.bashrcに下記を追記。
export PATH=$HOME\\AppData\\Local\\atom:$PATH
# 他のエディタも同様
# export PATH=C:\\Program\ Files\\Sublime\ Text\ 3:$PATH
gnupackとMinicondaを一緒に使う
MinicondaとはPythonの主要ライブラリを簡単に管理できるツールであるAnacondaの最小構成版。インストールが済むとシステムかユーザ以下(選択可能)に新しいPythonが入ってWindowsの環境変数にそのPathが追記される。gnupack上のcygwinはこの環境変数を読まないので、Pathを手動で追加する必要がある。下記を.bashrcに追記。Miniconda3のところはインストールしたPythonのバージョンに合わせる。
export PATH=C:\\Users\\YOUR_USER_NAME\\Miniconda3\\:$PATH
export PATH=C:\\Users\\YOUR_USER_NAME\\Miniconda3\\Scripts\\:$PATH
export PATH=C:\\Users\\YOUR_USER_NAME\\Miniconda3\\Library\\bin:$PATH
他にも便利な設定が見つかったら追記していく予定。