成果物の名前を決めるとき、どんなツールを使って何からアイデアを得ていますか?自分は普段、A. 馴染みのものに例える (例: 心温計, SPAM MUSEUM, Zebra)、B. 単語の一部を変える (smogri, paletta)、C. 説明から頭文字を取る (例: Ability Recognition Framework for Learning and EDucation => ARFLED) という3つの方法をよくとります。この記事では、特にBの方法で考える際によく使っているシソーラス (類語辞典) を中心に、いくつかツールを紹介します。
シソーラス (英: thesaurus) は単語の上位 / 下位関係、部分 / 全体関係、同義関係、類義関係などによって単語を分類し、体系づけた類語辞典・辞書。 -- wikipedia
無料で利用できるものとしては、thesaurus.comやweblio類語辞典が挙げられます。iOSアプリの「辞書 by 物書堂」で購入できる日本語シソーラス 類語検索辞典も良くて、よく使っています。これらに成果物のキーワードを入力して、語感やドメインの空きなどを手がかりに候補に加えていきます。代表的なドメインや開発関係で既存の名前との被りを調べるにはnamaeというサービスが大変便利です。また、英語のシソーラスを引いた際は、意図せぬ意味になっていないか英英辞典で確認すると良いでしょう。形容詞・副詞のニュアンスについてはGoogle画像検索の結果からも掴むことができます。
ということで、公開が遅れましたがネーミング Advent Calendar 2020 1日目の記事でした。ネーミングに関する知見が集まったら面白いと思って立ててみたのですが、書きたい人が全然集まらなくて、少し寂しい気持ちです。何か書いてもいいよという方がおられましたら、今からもしくは2020年が終わってからでも、URLをカレンダーに登録していただけると嬉しいです:)