TeXの環境、あまりに情報が多すぎて、自分がどの設定でインストールしたのか忘れてしまう。 特に古い情報だとソフトウェアのバージョンの違いでハマるので、2014年5月現在のTeX環境を記しておく。
1. MacTeX
MacTeXをダウンロードしてインストール。コンパイルに使うコマンドや便利なGUIツールを一括してセットアップしてくれる。コマンドからTexファイルをコンパイルするための設定はこれで完了。
2. TeXShop
MacTex(2013)にパッケージされているTeXShopのバージョンは古いため、最新のものに置き換える必要がある。まずTeXShop3をダウンロードする。次に/Applications/TeX/に存在するTeXShopを削除して新しいものを置く。
TexShopを起動したら、環境設定を行う。
左下の設定プロファイルをpTex(ptex2pdf)に変更する。(お好みで)エンコーディングのデフォルトをUTF-8にしておく。
以上です。
おまけ
TexShopはタイプセットボタンで簡単に結果出力できるし、仕上がりと見比べなら執筆しやすい。一方で、集中してがっつり書きたいときは使い慣れたエディタが執筆に適していると思う。 だからTeXで論文を書くときは、書き始めはVim、推敲はTeXShop、と使い分けている。
Vimで書いているときはコマンドからコンパイルするので、一連の処理をまとめたスクリプトを用意している。
#!/bin/bash
# default file name
filename="paper"
# get file name from parameter
if [ $1 ]; then
filename=$1
fi
# make .dvi and .pdf file
platex $filename.tex
pbibtex $filename.aux
platex $filename.tex
dvipdfmx -p a4 $filename.dvi
# preview
open $filename.pdf
あと研究室秘伝のテンプレートファイルはShift-JISだったりするので、UTF-8に変換してから使っている。 変換後は円マークをバックスラッシュに置換する必要がある。
iconv -s -f SHIFT_JIS -t UTF-8 paper.tex > paper_utf8.tex
sed -e 's/¥/\\/g' -e 's/‾/~/g' paper_utf8.tex > paper_out.tex
参考: markdown->TeXの変換だけで卒論を仕上げるのに便利だったツール10個まとめ - mizchi's blog