石と空気を買いにベルリンまで行った[インターネット闇市]

自由の国インターネットとは名ばかり、ほらリジェクトだとか、ほら違法化だとか、
あんまり自由じゃなくなって来ている今日このごろ。
そこで、あえて人と人とが直接プロトコルする、そんなフリマを開催します!
インターネットに病み(ヤミ)続けるぼくらに、手と手の触れ合う生あたたかいデータを直リンク!!

インターネットにまつわるあれこれを売買する「明るい闇市」としてネット上を賑わせたインターネット闇市が、なんと国境を超えてドイツ・ベルリンで開催されました。これは行くしかない。開催日は2/2, トランスメディアーレの最終日でした。

鉄の骨組みむき出しの会場にところ狭しと並ぶ机。怪しげな商品。これは闇です。

インターネットポルノ。画像データのバイナリ列を額に入れて販売している。(手作業で)正確に打ち込めば再生される。入力を間違えたらグリッチするのかな。高くて買えなかった...

インターネットくじ引き。1ユーロで5個のWebサイトが当たりました。

ドイツの著作権管理団体であるGEMAに対する抗議ステッカー。ドイツでは有名どころの楽曲の著作権をGEMAが管理していて、コンテンツを配信するにGEMAに対して使用料を払う必要がある。その値段がとても高く、YouTubeは支払いを拒否しているため、ドイツのYouTubeではこの画面が出て再生できない動画がたくさんある。

通貨を買った。使い方がわからず、となりのギャンブルブースで全額賭けたらあっという間になくなってしまった。

インターネット上に出回っているスパムメールを手紙で再現するという、Heartful SPAM。「ジェントルマン山下」とかありますね。

スパムメール収集家として、先越された!悔しい!っていう感じ。

インターネットおじさんです。

どうでもいいね!」の開発者さんから、MacBookAirAir(MBAから排出された空気(採取した位置情報付き)と大量のステッカーを買いました。

今回の目的はこれ。石を買うこと。そこらへんにある石を採取して、3Dスキャンしたデータモデルと一緒に販売している。「IPv6は枯渇しない。地上にあるすべての石にIPアドレスをふっても大丈夫らしい。」という話を聞いて思いついたとのこと。(Back streets of the Internet - YouTubeより) おもしろいなー

インターネット闇市、面白いものが買えるというより、それを思いついた経緯とかインターネットに対する考え方とかを聞けるのが楽しい。次回は自分も出店してみたい。